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■完全血統解析とは
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■完全血統解析の掲載例
2017年11月26日(日)
東京11R ジャパンＣ
芝2400ｍ・左回り
国際招待・3歳上オープン・国際・指・定量
“競馬のオリンピック”などと評されたのも今は昔。近年は完全に日本馬の独壇場となっているジャパンＣ。今年はアイルランド、フランス、ドイツから計4頭が来日するが、果たして日本の馬場や日本競馬の流れにマッチする馬はいるのだろうか。
ジャパンＣの舞台となるのは、ダービー、オークスと同じ府中の芝2400ｍ。日本におけるチャンピオンコースと言っても過言ではなく、舞台設定からもわかるように総合力の高さを問われるコースとなっている。超一流どころが集まるメンバー構成上、スローペースの瞬発力勝負にはなりにくく、途中で13秒台のラップが刻まれるような事はほぼない。ジェンティルドンナが連覇した12，13年などは後半4Fのラップが全て11秒台となっており、これを乗り切れるだけの持続力が求められるレースといっていいだろう。
適正の裏付けとしてわかりやすいのは、同じ舞台で行われるダービーとの関連性。過去5年の3着以内馬のうち、延べ10頭は父がダービー馬となっており、残る5頭のうち3頭は父がダービー2着馬で、1頭は自身がダービー馬でもあるオルフェーヴル。父もしくは自身がダービーで好走しているか否かは重要なポイントとなる。
唯一の例外は昨年覇者のキタサンブラックだが、父ブラックタイドはダービーもＪＣも勝っているディープインパクトの全兄で、少なからず適正の裏付けはあった。もっとも、キタサンブラックほど血統を超越するサラブレッドは極めて稀な存在。これは例外中の例外と考えたい。
外国勢に関しては、近年に好走例がないため、はっきりとした傾向を示すことは難しい。ただし、欧州で圧倒的な勢力を誇るサドラーズウェルズ系は、日本ではフランケル産駒以外は目立った成績を残せていない点は憶えておきたい。過去の例で言えば、日本でも馴染み深いミスタープロスペクター・キングマンボ系や、ノーザンダンサー・ダンジグ系は比較的適正にマッチする。今年で言えば、06年3着ヴィジャボード同じ父ケープクロスのギニョールあたりは適正があってもおかしくはないが…
《Bloody Analyze監修Ｂ》
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